特集 肺機能検査のStandard Technique
血液ガス分析法—van Slyke-Neill法によるO2,CO2の分析
pp.515-524
発行日 1969年6月15日
Published Date 1969/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202038
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Ⅰ.原理
van Slyke-Neill検圧法による血液ガス測定の原理は,一定容積の血液資料に適当なガス抽出剤(乳酸,サポニン,フェリシアンカリの混合液)を加え,さらにこれに陰圧を加えて血液中のO2,CO2を遊離の気体として抽出したのち,この混合気体を一定容量の気密室内に封入し,これに吸収剤を加えてO2,CO2をそれぞれ別個に吸収する。このさいの混合気体の示す気圧の変化を測定することにより,試料中のO2,CO2含量を知ろうとするものである。
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