Japanese
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講座
循環器とラジオアイソトープ(II)
Radioisotopes in cardiology
永井 輝夫
1
Teruo Nagai
1
1順天堂大学
1Juntendo Medical College
pp.701-707
発行日 1958年9月15日
Published Date 1958/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200669
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ラジオアイソトープの循環器系への利用も診断面と治療面に分けられる。然し治療面では所謂thyrocardiac diseaseの他,狭心症又は鬱血性心不全(甲状腺機能亢進を伴わないもの)等に131Ⅰが利用され,いずれも或る程度の効果が認められているに止り,その利用の主流は診断的利用である。
診断面では前述した如き各種のラジオアイソトープが,心室間の血流の追跡(radiocardio—graphy),心搏出量の測定,血液プールの描記(cardioscan),末梢循環の測定(循環時間,局所クリアランス,build up curve),循環血液,血漿量の測定,体液組成の測定(細胞外液量,体水量)等に利用されている。
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