Japanese
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講座
循環器とラジオアイソトープ(I)
Radioisotopes in cardiology
永井 輝夫
1
Teruo Nagai
1
1順天堂大学
1Juntendo Medical College
pp.599-603
発行日 1958年8月15日
Published Date 1958/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200659
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まえがき
ラジオアイソトープは既に臨床第1線にも広く利用されるに至り,益々われわれの身近かなものとなつてきたが,最近日本でも循環器疾患の診断及び治療面にもこれを利用した報告が見られる様になつた。
甲状腺又は血液疾患では早くよりラジオアイソトープ法が導入され,今や日常の診療にも欠く事の出来ない存在となつているが,少くとも日本では本分野へのラジオアイソトープの導入は,循環血液量,循環時間測定等を除いては比較的遅く,未だ充分に消化されていない現況であり,ここに総説的に取りあげるのもあながち無意味ではないと考えられる。
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