Japanese
English
装置と方法
ラジオアイソトープによる心動態検査法
Evaluation of Cardiac Function with Radioisotope
鈴木 豊
1
,
池井 勝美
2
Yutaka Suzuki
1
,
Katsumi Ikei
2
1東海大学医学部放射線科
2東海大学医学部放射線技術科
1Dept. of Radiology, Tokai Univ.
2Dept. of Radiological Technology, Tokai Univ.
pp.693-698
発行日 1976年8月15日
Published Date 1976/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202939
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
従来,ラジオァイソトープ(RI)の心疾患診断への応用は,他の諸臓器へのそれと比較するとあまり活発とは言い難く,RIを用いた心動態検査としてはRadiocardiogram (心放射図)が以前より報告されているが,一般に普及するには至らなかった。シンチカメラ,RIデータ解析装置,99mTcなどにより代表される,ここ数年における装置の進歩と新しいRIの普及により,心臓の形態と動態が同時に観察可能となったため,RIを用いた心臓検査法が再び注目されつつある。
著者等は,昨年よりBaird Atomic社製System−70を使用して,各種心肺疾患の診断を試みているが,今回は装置と著者等がルティーンに用いている左右シャント診断法および左室機能の評価法について紹介すると共にその問題点,臨床的意義について若干の考察を加える。
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.