Japanese
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増刊号 消化管腫瘍の内視鏡診断2020
主題
—胃腫瘍性病変の内視鏡診断—H. pylori現・既感染胃の胃癌内視鏡診断
Endoscopic Diagnosis for Gastric Cancer Associated with Helicobacter pylori
名和田 義高
1
,
平澤 大
1
,
松田 知己
1
,
田中 一平
1
,
海野 修平
1
,
五十嵐 公洋
1
,
鈴木 憲次郎
1
,
長南 明道
2
Yoshitaka Nawada
1
1仙台厚生病院消化器内科
2仙石病院
キーワード:
H. pylori
,
胃癌
,
拡大内視鏡
,
超音波内視鏡
Keyword:
H. pylori
,
胃癌
,
拡大内視鏡
,
超音波内視鏡
pp.557-571
発行日 2020年5月24日
Published Date 2020/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202027
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●「考える内視鏡診断」のポイント
・通常内視鏡観察は,遠景から徐々に近接し,接線・垂直方向など複数の方向から撮影する.
・胃全体の背景粘膜を理解し,病変周囲粘膜の萎縮・化生の状態を把握し,質的診断の一助とする.
・組織型診断は通常/拡大内視鏡所見を総合して診断し,拡大観察時は真の表面構造の有無を大切にする.
・範囲診断は,通常/拡大観察ともに病変から離れたところから観察し,目立つ変化だけに気を取られすぎないようにする.
・深達度診断は,肉眼形態,病変径,病変の立ち上がりの所見を大切にする.
・内視鏡切除標本作製は見るべき断面が適切に出るように内視鏡医がなるべく切り出しを行う.
・診断した症例の組織を振り返り,日々フィードバックを得るようにする.
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