増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
疾患からみた内科エマージェンシー
消化器疾患
胆石症,急性胆道閉塞,胆道感染症
河原 弘規
1
1東京逓信病院消化器科
pp.329-331
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907155
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ポイント
●エマージェンシー・ケースは,ショック,敗血症と急性閉塞性化膿性胆管炎である.
●急性胆管炎には内視鏡的胆道ドレナージが有効である.
●右季肋部の筋性防御は限局性腹膜炎の存在を疑わせる.これを認めたら,外科的治療を考える.
●内科的治療を開始して数日後に,炎症所見が継続あるいは増悪している場合は他の治療を考える.
●手術適応の決定には,腹部エコー,腹部CTが有用である.
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