増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
疾患からみた内科エマージェンシー
消化器疾患
急性膵炎
長主 直子
1
,
Jack A. Dipalma
2
1大船中央病院消化器内科
2University of South Alabama消化器内科
pp.332-333
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907157
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ポイント
●急性膵炎のうち,重症度診断基準により重症と判断された例や,膵の局所合併症や多臓器不全を伴う例などは,エマージェンシー治療が必要である.
●重症度診断基準,CTなどの画像診断は,重症度の診断に有用である.
●治療開始後7〜14日間で臨床所見が改善しない壊死性膵炎例は,画像ガイド下穿刺にて細菌感染の有無を確認し,外科的切除の必要性を判断する.
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