今月の主題 内科医のためのInterventional Radiology
血管系のInterventional Radiology
血管形成術
冠動脈のinterventionにおける血管内超音波
山岸 正和
1
,
Steven E. Nissen
2
1国立循環器病センター内科心臓部門
2The Clevenland Clinic Foundation
pp.1052-1056
発行日 1996年6月10日
Published Date 1996/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905128
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ポイント
●冠動脈内エコー法では,発信周波数20〜30MHzの超音波振動子を装備した血管内探触子を冠動脈内に挿入し,360度方向の血管断面エコー像を得る.
●健常部位では血管内膜は1層の高輝度エコー層として認識されるが,動脈硬化が進展すると,この部位の厚さが増加する.また,石灰化病変ではacoustic shadowingを伴う.
●血管形成部位での壁性状の詳細な観察により,造影法では評価困難な微細な血管解離の存在やその拡がりが認識でき,ステントの留置部位の決定にも大変参考となる.
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