冠動脈疾患をめぐる最近の話題
冠動脈プラークの画像診断の進歩 血管内超音波によるプラーク診断
廣 高史
1
,
松崎 益徳
1山口大学 大学院医学系研究科器官病態内科学
キーワード:
Fourier解析
,
冠状動脈硬化症
,
石灰沈着症
,
動脈硬化症-アテローム性
,
インターベンショナル超音波診断
,
フラクタル
,
三次元イメージング
,
ずり応力
,
超音波プローブ
,
急性冠動脈症候群
,
周波数
Keyword:
Calcinosis
,
Coronary Artery Disease
,
Fourier Analysis
,
Fractals
,
Ultrasonography, Interventional
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Atherosclerosis
,
Acute Coronary Syndrome
pp.511-516
発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007325583
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急性冠症候群の主因がプラークの破綻であるという認識が広まるにつれ、破綻しやすいプラーク(vulnerable plaque)を破綻する前に同定できる技術の登場が望まれつつある。その中で、生体での冠動脈プラークが直接観察可能である技術の一つである血管内超音波法(IVUS)により、不安定プラークが同定できるのではないかと期待が高まっている。IVUSによる不安定プラークの同定法には、大きく分けて二つの方法がある。一つはVHやIB-IVUSなどプラークの組織性状を分類表示する方法と、もう一つはelastographyなどプラークの脆弱な箇所を描出する構造力学的な表示法である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007