今月の主題 心不全を見直す
心不全の診断と重症度評価
神経体液性因子の臨床評価
堀 正二
1
,
尾崎 仁
1
1大阪大学医学部第1内科心臓研究室
pp.879-881
発行日 1996年5月10日
Published Date 1996/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905090
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ポイント
●慢性心不全患者では,代償性に交感神経系,レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAS),アルギニン・バソプレシン(AVP),エンドセリン(ET),Na利尿ペプチドなどの神経体液性因子が亢進している.
●血中ノルエピネフリン(NE),血漿レニン活性,心房性Na利尿ペプチド(ANP),脳性Na利尿ペプチド(BNP)は,慢性心不全の重症度を反映し,予後予測因子として重要である.
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