今月の主題 心不全を見直す
心不全の診断と重症度評価
心臓カテーテル法による評価—循環動態,左室造影法,収縮性の指標
石川 欽司
1
,
稲垣 雅彦
1
1近畿大学医学部第1内科
pp.876-878
発行日 1996年5月10日
Published Date 1996/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905089
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ポイント
●心不全の病態を理解するうえで,心機能の諸指標を算出しておくことは重要である.
●心エコー法など非観血的な病態観察がなされているが,心臓カテーテル法による左室圧・容積計測が左室機能評価の標準である.
●左室機能の諸指標は収縮性を表す指標と拡張能を表す指標に分類される.
●max dp/dt(左室等容収縮期圧立ち上がり一次微分値の最大値)とEF(左室駆出率,ejection fraction)が臨床上,最も有用な指標である.
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