特集 外来で出会うアレルギー疾患—Total Allergist入門
アレルギー疾患診療において必要な知識
食物アレルゲンにおける交差抗原性
近藤 康人
1,2
1藤田医科大学医学部小児科学
2藤田医科大学ばんたね病院総合アレルギーセンター
キーワード:
交差反応性炭水化物決定因子
,
CCD
,
プロフィリン
,
パンアレルゲン
,
アレルゲンコンポーネント診断
,
CRD
,
IgE結合抑制試験
Keyword:
交差反応性炭水化物決定因子
,
CCD
,
プロフィリン
,
パンアレルゲン
,
アレルゲンコンポーネント診断
,
CRD
,
IgE結合抑制試験
pp.252-257
発行日 2021年2月10日
Published Date 2021/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227424
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Point
◎2つのアレルゲンを認識するIgE抗体が存在すると,両アレルゲンは交差抗原性を有する.
◎生物学的に近いと蛋白質のアミノ酸配列相同性が高く,交差抗原性が起きやすい.
◎交差抗原性を有しても,アレルギー反応(臨床的交差反応)を起こすとは限らない.
◎交差抗原性の有無は,両アレルゲン間におけるIgE結合抑制試験によって調べられる.
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