特集 食物アレルギー-変わる常識と新たなクリニカルパール
食物アレルゲン別の診療のコツ 大豆
福冨 友馬
1
1国立病院機構相模原病院臨床研究センター 臨床研究推進部アレルゲン研究室
キーワード:
Allergens
,
過敏症-食品性
,
大豆
,
皮膚テスト
,
栄養指導
,
アレルゲン除去食
,
Glycine max Gly m 4 Allergen
,
花粉・食物アレルギー症候群
Keyword:
Soybeans
,
Food Hypersensitivity
,
Skin Tests
,
Allergens
,
Gly M 4 Allergen, Glycine Max
pp.975-978
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021247855
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<Key Points>(1)大豆の即時型食物アレルギーでは、以下の2つの臨床亜型の頻度が高い。(2)乳幼児期に発症する大豆アレルギーは、アトピー性皮膚炎やほかの食物アレルギーを合併していることが多く、Gly m 5、6、8などの貯蔵タンパク質が関与している。(3)花粉食物アレルギー症候群として発症する大豆アレルギーでは、花粉PR-10と大豆PR-10であるGly m 4との交差反応により症状をきたす。
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