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特集 実践! 花粉症治療マニュアル2024
《特殊なケースへの対応》
口腔アレルギー症候群患者への対応
Management of patients with oral allergy syndrome
岡山 吉道
1,2,3,4
Yoshimichi Okayama
1,2,3,4
1みさと健和病院内科・アレルギー科
2昭和大学医学部内科学講座呼吸器・アレルギー内科部門
3日本大学医学部内科学系呼吸器内科学分野
4群馬パース大学附属研究所先端医療科学研究センター
キーワード:
口腔アレルギー症候群
,
花粉-食物アレルギー症候群
,
ラテックス・フルーツ症候群
,
交差抗原性
,
Bet v 1関連蛋白質
,
プロフィリン
Keyword:
口腔アレルギー症候群
,
花粉-食物アレルギー症候群
,
ラテックス・フルーツ症候群
,
交差抗原性
,
Bet v 1関連蛋白質
,
プロフィリン
pp.160-165
発行日 2024年2月20日
Published Date 2024/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203586
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POINT
●花粉-食物アレルギー症候群(pollen-food allergy syndrome:PFAS)とは,花粉感作後に,花粉と交差抗原性を有する植物性食物を経口摂取して,IgE依存性のアレルギー反応をきたす病態を指す。
●口腔アレルギー症候群(oral allergy syndrome:OAS)は,食物アレルゲンを摂取して,口腔咽頭症状を主徴とするIgE依存性のアレルギー反応をきたす病態を指す。
●OASをきたす原因アレルゲンのうち大豆,セロリ,香辛料,およびラテックスと交差抗原性を示すバナナ,クリ,アボカドとキウイフルーツでは,アナフィラキシーショックなどの重篤な全身症状を呈することがあり,注意が必要である。
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