特集 抗血栓療法のジレンマ—予防すべきは血栓か,出血か?
抗血小板薬の特性を理解する
抗血小板薬の種類と作用機序
海北 幸一
1
,
辻田 賢一
1
1熊本大学医学部附属病院循環器内科
pp.238-243
発行日 2019年2月10日
Published Date 2019/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226033
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Point
◎循環器疾患における抗血小板療法は,血栓塞栓症の一次および二次予防に重要である.
◎経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後の抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)は標準的後療法である.
◎有効性の高い抗血小板薬は,その反面,出血性合併症が懸念される.
◎有効性,安全性のバランスがとれた抗血小板薬の選択と,その投与量,投与期間などに関して再考する必要がある.
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