今月の臨床 抗癌剤
種類と作用機序
1.種類と作用機序
福島 道夫
1
Michio Fukushima
1
1札幌医科大学産婦人科
pp.1162-1164
発行日 1992年10月10日
Published Date 1992/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901022
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産婦人科領域における癌は,卵巣,卵管,子宮(子宮内膜,子宮頸部),腟,外陰あるいは妊娠関連では胎盤に見られる。このうち発生頻度が高いことと,抗癌剤の効果からみて主に卵巣癌,絨毛癌,子宮癌の際に用いられているものを列挙してみた(表1)。実際にはこれらの抗癌剤のうちから単剤または多剤併用により使用されている。おのおのの抗癌剤についてそれらの作用機序を述べてみたい。
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