特集 抗血栓療法のジレンマ—予防すべきは血栓か,出血か?
この疾患にはこの抗血栓薬が必要
心内腫瘍・血栓,人工弁・ステント留置後
齋藤 佑一
1
,
小林 欣夫
1
1千葉大学大学院医学研究院循環器内科学
pp.232-236
発行日 2019年2月10日
Published Date 2019/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226031
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Point
◎心内腫瘍に対しては手術治療が基本であり,抗血栓療法の介入余地は限定的である.
◎心内血栓には抗凝固療法を行う(ワルファリンのほかに,心房細動ではDOACも可).
◎機械弁置換術後では終生ワルファリン投与を行うが,生体弁では術後早期に限る.
◎冠動脈ステント留置後は3〜6カ月のDAPTが基本だが,個々に検討する.
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