特集 抗血栓療法のジレンマ—予防すべきは血栓か,出血か?
この疾患にはこの抗血栓薬が必要
アテローム血栓性脳梗塞,ラクナ梗塞,心原性脳梗塞
星野 晴彦
1,2
1東京都済生会中央病院神経内科
2東京都済生会中央病院脳卒中センター
pp.222-226
発行日 2019年2月10日
Published Date 2019/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226029
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Point
◎アテローム血栓性脳梗塞とラクナ梗塞は非心原性脳梗塞に分類され,抗血小板療法を行う.
◎非心原性脳梗塞の抗血小板療法は,急性期には多剤併用療法,慢性期には単剤療法が原則である.
◎アテローム血栓性脳梗塞では,急性期に抗トロンビン薬のアルガトロバンが用いられている.
◎心房細動による心原性脳塞栓症では,抗凝固療法(ワルファリンまたは直接経口抗凝固薬)を行う.
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