今月の主題 ブレイン アタック―超急性期から維持期まで
臨床病型ごとの治療
ラクナ梗塞
野村 栄一
1
,
郡山 達男
2
,
松本 昌泰
2
1翠清会梶川病院脳神経内科
2広島大学大学院脳神経内科
pp.1180-1182
発行日 2003年7月10日
Published Date 2003/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102129
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ポイント
・ラクナ梗塞は発症時の重症度は低く,比較的予後のよいものが多いが,入院後症状の進行する症例(脳卒中データバンクの累積症例では約10%)も少なくないことに留意する必要がある.
・治療はオザグレルナトリウムが用いられることが多いが,エダラボンあるいは症状進行例に対するアルガトロバン,ヘパリンなどとの併用療法の有効性について検証していく必要がある.
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