今月の主題 脳卒中プラクティス
慢性期の管理
アテローム血栓性脳梗塞・ラクナ梗塞の長期管理
紺野 衆
1
,
東儀 英夫
1
1岩手医科大学神経内科
pp.2397-2399
発行日 1997年12月10日
Published Date 1997/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904866
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ポイント
●抗血小板療法は,脳梗塞の再発を23%減少させる.
●アスピリンジレンマを考慮すると,アスピリンの適切な投与量は80〜320mgの範囲にあると思われる.至適用量は約300mgである.
●アスピリンの主な副作用は,消化管出血,アスピリン喘息である.
●チクロピジンの抗血小板作用は,フィブリノゲン濃度300mg/dl以下で発揮される.
●チクロピジンの主な副作用は,顆粒球減少症,肝機能障害,発疹である.
●脳梗塞の長期管理では,高血圧,糖尿病,高脂血症,Hct(ヘマトクリット)などの危険因子の管理が重要である.
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