特集 抗血栓療法のジレンマ—予防すべきは血栓か,出血か?
この疾患にはこの抗血栓薬が必要
深部静脈血栓症,肺血栓塞栓症
荻原 義人
1
,
伊藤 正明
1
1三重大学大学院医学系研究科循環器・腎臓内科学
pp.227-230
発行日 2019年2月10日
Published Date 2019/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226030
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Point
◎深部静脈血栓症と肺血栓塞栓症は静脈血栓症と総称され,一連の病態として治療される.
◎静脈血栓症に対する抗血栓療法は,主に抗凝固療法と血栓溶解療法から成る.
◎抗凝固療法は治療の基本であり,出血などの禁忌事項がない限り行われる.
◎血栓溶解療法は,出血性合併症の発生に注意しつつ,より重症度の高い病態に限定して行われる.
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