特集 抗血栓療法—日常臨床での疑問に応える
Ⅳ.脳卒中に対する抗血栓療法
アテローム血栓性脳梗塞・ラクナ梗塞の抗血栓療法はどうするか?
西山 康裕
1
,
木村 和美
1
1日本医科大学脳神経内科
pp.665-671
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200424
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Point
・発症4.5時間以内のアテローム血栓性脳梗塞やラクナ梗塞に対するt-PA静注療法は適応があれば原則施行する.
・アテローム血栓性脳梗塞やラクナ梗塞の治療は抗血小板療法が主体であるが,発症機序を考慮し,進行や再発が生じることを常に念頭に置き,治療に工夫を加える.
・抗血小板薬の2剤併用療法の有効性,安全性を示す大規模臨床試験が次々と発表されている.
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