今月の主題 脳卒中プラクティス
                        
                        
                
                  
                  
              
              
              
                  
                  
                  
                  
                            
                                    急性期の治療
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    ラクナ梗塞の急性期治療
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                早川 功
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1川崎市立井田病院神経内科
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.2366-2369
                
                
                
                  発行日 1997年12月10日
                  Published Date 1997/12/10
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904858
                
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ポイント
●急性期でのラクナ梗塞の診断は,臨床症候,危険因子,既往歴とCT所見より判断し,発症後できるだけ早くに治療を始める.
●十分に補液することが治療の基本である.
●進行のみられないものは,早期よりリハビリテーションを始めること,および危険因子の治療が主体となる.進行がみられるものは,それぞれの病態に応じて特殊治療を行う必要がある.
●亜急性期(発症1〜3週)には,CTを繰り返し行ったり,MRI+MRAなどの補助検査により確定診断をする.画像診断で神経症状と合致する病巣が得られても,①ラクナ梗塞より大きい,②境界領域や皮質枝領域に梗塞巣を認める,③TIAや心房細動がみられる場合は,臨床病型としてアテローム血栓性脳梗塞または心原性脳塞栓症である可能性が,ラクナ梗塞の臨床症候を呈していても20〜30%存在する.

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