臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集
Ⅵ.血液検査
31.ヘモグロビン濃度
日野 志郎
1
Shiro Hino
1
1日本通運東京病院・内科
pp.2160-2161
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219352
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血液を一定量とり,その中のヘモグロビン(Hb)量を比色定量し,血中濃度(g/dl)に換算する.以前はSahli-小宮法を使っていたが,現在では光電光度計によるシアンメトヘモグロビン法か多項目自動血球計数器による場合が多い.
Hbは後述のヘマトクリット値(Ht)や赤血球数(R)とほぼ平行して増減するが,病的状態ではチグハグになることがあり,後述の赤血球指数を計算してみるとそれが分かる.それゆえ,Hbが異常値になったときはHtやRも測って赤血球指数を出し,病態の種類を推定する助けにする.
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