特集 これだけは知っておきたい検査のポイント
VI.血液検査
ヘモグロビン濃度
日野 志郎
1
1東京逓信病院・内科
pp.468-469
発行日 1975年3月20日
Published Date 1975/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205870
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血液を一定量とり,その中のヘモグロビン(Hb)量を比色で測定し,血中濃度g/dlに換算する.以前はSahli-小宮法を使っていたが,中央検査室では光電光度計によるシアンメトヘモグロビン法によることが多い.
Hbは後述のヘマトクリット値や赤血球数とほぼ平行して増減するが,病的状態ではチグバグを生ずることがある.これを示すのが後述の赤血球恒数で,それから逆に病態の種類を推定できるから,Hbだけで判断しないほうがよい.
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