臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
V.消化管・腹膜疾患
特殊な治療法
111.内科領域におけるIVH—いつ始めていつ止めるか
松枝 啓
1
Kei Matsueda
1
1国立病院医療センター・消化器内科
pp.2330-2332
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218652
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内科領域において,IVHをいつ始めて,いつ止めるかといった問題は,従来より諸家の間で必ずしも意見の一致がみられているわけではない.しかも,次項(p2334)で述べるように,EDに代表されるEnteral Hyperalimentationが普遍化してきた現在,IVHの適用範囲が狭小化する傾向にあり,そのガイドラインを示すことは必ずしも容易ではない.
また,IVHはEnteral Hyperalimentationに比較して,危険度が高く,より高価などの問題点があり,その施行は,RiskとCost-effectivenessの問題を絶えず念頭において決定されるべきである.
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