臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集
V.肝・胆道・膵疾患
4.肝癌の治療
制癌剤療法のポイント
岡崎 伸生
1
1国立がんセンター病院内科
pp.1984-1985
発行日 1978年12月5日
Published Date 1978/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402208224
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はじめに
肝癌の制癌剤療法は,多くの場合,肝切除不能な症例を対象に行われる.
現在,肝癌に対する確立された制癌剤療法はなく,その有効率は必ずしも高くはない.しかし,対象となった症例の腫瘍に感受性のある薬剤が十分投与された場合の効果は顕著で,腫瘍が縮小するばかりではなく,全身状態の改善も著しい.
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