Japanese
English
セミナー 泌尿器科領域の最新の薬物療法・2
制癌剤
The Newest Drug Therapy for Urological Diseases, Anticancer Drug
宮永 直人
1
,
赤座 英之
1
Naoto Miyanaga
1
1筑波大学臨床医学系泌尿器科
キーワード:
泌尿器癌
,
化学療法
Keyword:
泌尿器癌
,
化学療法
pp.123-130
発行日 1999年2月20日
Published Date 1999/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904482
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泌尿器癌のうち,精巣腫瘍では化学療法を中心とした治療戦賂が確立しており,大量化学療法の導入によって治療成績はさらに改善するものと期待される。しかし,難治例に対しては大量化学療法でも限界があり,他の治療法を加えた集学的治療が必要である。膀胱癌では長期予後を改善するような化学療法の開発と膀胱温存療法への努力が望まれる。現在この領域では,cisplatinに次ぐ第二のエポックメーキングといえる新制癌剤は出現していない。Paclitaxelは今後,泌尿器癌の制癌剤としての臨床研究が強く望まれるところである。
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