特集 産婦人科医のための臨床薬理・2
制癌剤
竹内 正七
1
Shoshichi Takeuchi
1
1東京大学産婦人科
pp.695-701
発行日 1966年9月10日
Published Date 1966/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203548
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I.制癌剤の概念──選択的毒性
制癌剤とは宿主の正常細胞には影響を及ぼすことなく,癌組織のみに選択的に障害を与える薬剤をいう。すなわち,制癌剤とは癌組織にたいして選択的毒性(selec—tive toxicity)を有するものでなければならない。
このような制癌剤の選択的毒性は次のようなIndexで数量化される。
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