今月の主題 腎不全の病態と治療
小児と高齢者の腎不全
小児
伊藤 拓
1
,
川村 猛
2
1都立清瀬小児病院腎臓科
2都立清瀬小児病院病院泌尿器科
pp.494-495
発行日 1976年4月10日
Published Date 1976/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206513
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最近の医療の進歩に伴い,小児腎不全治療においても諸種薬剤,食事療法の進歩,人工透析,腎移植術の導入により,患児の完全社会復帰への期待を持つことが可能となり,その早期発見,早期治療の意義が再認識されてきている.すなわち,このような患児を最初に診療する機会の多い第一線臨床医の方々の適切な診断,処置がその予後を左右するといっても過言ではなかろう.そこでこのような場合に,なんらかの参考にしていただくことを目的として,小児腎不全臨床の概要を述べてみたい.
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