Japanese
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手術手技
巨大尿管形成術—小児例での経験とその考察
Ureteroplasty for Megaureter: Experience and Consideration in Pediatric Patients
川村 猛
1
,
長谷川 昭
1
Takeshi Kawamura
1
,
Akira Hasegawa
1
1東京都立清瀬小児病院泌尿器科
1Department of Urology, The Tokyo Metropolitan Children's Hospital
pp.1023-1030
発行日 1982年11月20日
Published Date 1982/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203452
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緒言
尿管が異常に拡張する巨大尿管はわれわれ泌尿器科医にとつて日常臨床でよく遭遇するものであり,この病的状況は概念的には一応の理解がされている。しかし,その病態生理に一歩踏み込むとまだ解明されていない問題が山積している状況から,治療とくに手術適応をどう行い,どのような手術手技で臨むかという問題になるとなお混乱があるのが現状といえる。
治療上の問題点は拡張尿管の手術適応とその手術手技に要約されようが,本稿では最も問題となる手術適応については紙数の関係から省略せざるを得ず,また手術術式にしても筆者らの行つてきた方法を紹介してその手術成績を呈示するにとどめ,これらに関連する若干の考察を加えて読者の参考に供したい。
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