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編集室より
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pp.1688
発行日 2011年9月10日
Published Date 2011/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105398
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●好子,芳子,良子,美子,佳子,淑子,嘉子,善子,義子,…….よしこさんにも随分いろいろいらっしゃるように,「よい」とお原稿に書かれていた場合,何を基準にした「よい」なのか判断に迷うことがあります.それがはっきりしていたら「良い」「善い」「好い」「正しい」「快い」など書き分けたほうが正確に伝わると考えるからです.●頂戴したお原稿を印刷所に入れる前に,より適切な表記はないかという目でもみさせていただきます.ただ,簡単には割り切れない場合が少なくありません.また表記の基準は,出版社により,雑誌によっても異なるので,担当雑誌が変わると,しばらくは一段と悩みが深まります.そこで,迷ったら「ヒラく」(ひらがなで表記するという意味の業界用語)という手で逃げてきました.●「みる」も悩まされる例の1つで,もっぱらヒラいて逃げる代表選手でした.見る,視る,観る,監る,診る,看る…….ある講演でこれらの使い分けを整理した先生がいらっしゃいましたが,皆さんが納得していたようにはみえませんでした.●途中から担当させていただいた本号のテーマ「視ないで診る」をみたときは,ちょっと腰が引けました.デリケートな部分には触れないほうがよいのではと思いました.しかし迷いはすぐ消えた気がしております.いかがでしょうか.
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