今月の主題 関節リウマチを疑ったら―診断・治療のUpdateと鑑別すべき膠原病
関節リウマチ診療Update
Treat to Target(T2T)―日常診療での臨床的寛解をめざした活動性モニタリング
岸本 暢将
1
1聖路加国際病院アレルギー膠原病科(成人,小児)
pp.180-183
発行日 2011年2月10日
Published Date 2011/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105010
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ポイント
★日常診療においてRAの治療目標は,ほとんど治ったような状態である“臨床的寛解”である.
★臨床的寛解を達成するために,抗リウマチ薬開始前と開始後は最低3~6カ月おきに疾患活動性を用いて評価し治療調節を行う.
★臨床的寛解基準が2010年米国リウマチ学会で発表され,実臨床ではCDAI≦2.8と決められた.
★tightに治療調節を行いRAの疾患活動性をコントロールすることにより,すべての薬剤の中止=“治癒?”が可能な時代になっている.
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