今月の主題 関節リウマチを疑ったら―診断・治療のUpdateと鑑別すべき膠原病
関節リウマチ診療Update
関節リウマチ診断時に行う検査
津田 篤太郎
1
1JR東京総合病院リウマチ膠原病科
pp.176-179
発行日 2011年2月10日
Published Date 2011/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105009
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ポイント
★関節リウマチ新分類基準では,「ほかの疾患で説明できない」滑膜炎の存在が前提である.
★感染症・代謝性疾患やほかの膠原病との鑑別のため,適切に検査を施行する必要がある.
★診断特異的な検査(リウマトイド因子・抗CCP抗体など)の有用性と限界の理解が重要である.すなわち「リウマトイド因子陰性・CCP陰性だからリウマチではない」は間違い.「CRP・血沈正常だからリウマチではない」も間違いである.
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