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Keyword: Difficult-to-Treat RA(D2T RA)の現状と課題 , ▶RA診療は飛躍的な進歩を遂げたが,依然として治療目標達成が困難な集団が存在し,Difficult-to-Treat RA(D2T RA)と呼ばれる. , ▶①複数の生物学的製剤やJAK阻害薬が無効,②RAの活動性が残存,③リウマチ医や患者がRAの管理が困難と考えている,の3項目を満たす場合にD2T RAに分類される. , ▶D2T RAは実臨床において6~28%存在する. , ▶D2T RAのリスクとして,女性,長期罹病歴,RFや抗CCP抗体陽性,合併症,高疾患活動性があげられる. , ▶D2T RAは大きく炎症性D2T RAと非炎症性D2T RAに分けられ,臨床的特徴が異なる. , ▶D2T RAの特徴は個々の症例で大きく異なり,個別のアプローチが必要である. , ▶D2T RAの約半数は治療により疾患活動性,機能障害の改善が期待できる.一方で約半数は改善が難しい. , ▶D2T RAは5年間に5%が死亡し,合併症の存在やグルココルチコイド使用がリスクファクターである. , ▶今後は治療成績向上に向けて,治療効果予測ができるようなバイオマーカーの探索などの研究を行う必要がある. , ▶D2T RAをどのように治療するのかという視点に加えて,いかにしてD2T RAにさせないかという未然に防ぐアプローチが重要である. pp.1248-1252
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.42.08_022

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電子版ISSN 印刷版ISSN 0910-1551 文光堂

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