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編集室より
Y
pp.1570
発行日 2008年8月10日
Published Date 2008/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103500
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●本号の担当となったとき,複雑怪奇ながん治療に対する苦手意識を払拭するよい機会だと思いました.また,病と共に生きるという点だけ見れば多くの慢性疾患と同じはずなのに,がん患者はその数を背景とした声の大きさから主張が通りがちだと羨んでいました.それこそが私の想像力の欠如からくる貧困な発想にほかならず,克服したかった点です.
●関連学会を取材する過程で,よりよい治療を追究しながら日々がん患者と向かい合っておられる医師の姿を目にし,がん患者にとってよい医療の形が,ほかの患者にとってもよい医療となるような道を探ればよいのだと,素直に思えるようになりました.
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