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編集室より
Y
pp.388
発行日 2008年2月10日
Published Date 2008/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103247
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●「しびれや痛みという言葉で患者さんが訴える身体の違和感を,どう受け止めて治療につなげるかが大切なんです」.今月の主題を担当することが決まったとき,「しびれと痛み」の診療に関するお考えをお聞かせくださった大生先生が口になさったこのお言葉が,私の心に響きました.こうして,少し長めのサブタイトルが,今月の主題のコンセプトとなりました.
●お原稿をご執筆くださった先生方は,まさにこのコンセプトを的確に受け止め,応じてくださいました.患者の多彩な訴えをどう解きほぐすか,膨大な知識や豊かなご経験を背景とした診断過程や治療方針を拝読すると,まるで上質な推理小説に出会ったかのような気分になります.「しびれと痛み」の難しさと,だからこその診療の醍醐味も,おぼろげに見えてきました.
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