特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集
外来でできる迅速キット検査
溶連菌
設楽 政次
1
,
梅津 静子
1
,
板垣 智之
1
1佼成病院臨床検査科
pp.58-61
発行日 2005年11月30日
Published Date 2005/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101724
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われわれが第31回日本臨床病理学会(1984年)でA群溶血性レンサ球菌抗体感作ラテックス凝集反応による迅速抗原検出法「10-Minute Group A Strep ID(Marion Scientific,Division of Marion Laboratories,Inc,Kansas City,MO)」を発表してから約20年が経過した.この間,EIA法,イムノクロマトグラフィー法などの迅速検出法が市販され,現在では,より簡便なイムノクロマトグラフィー法が市場の大半を占め,市販件数も年々増加の傾向がみられる.現在,市販されている主なA群溶血性レンサ球菌抗原検出キットについて紹介する.
異常値の出るメカニズム
「A群溶血性レンサ球菌抗原迅速検出キット検査における不確かさの要因の同定」を図1に示す.
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