今月の臨床 性感染症と母子感染─最新の診断と管理
母子感染
最新の管理法
11)B群溶連菌
三谷 穣
1
,
松田 義雄
1
1東京女子医科大学母子総合医療センター
pp.144-150
発行日 2013年1月10日
Published Date 2013/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103256
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●日本の報告では,早発型GBS感染症は死亡率16%,後遺症6.6%,遅発型GBS感染症は死亡率17%,後遺症22%とされており,重篤な疾患である.
●GBS保菌者に対して,妊娠中,分娩前に抗菌薬を投与し,除菌を行うことは困難である.
●現在は分娩時の抗菌薬投与が推奨されており,ガイドラインに沿った予防法を行う必要がある.
●遅発型GBS感染症の予防は困難であり,ワクチンなど新しい予防戦略が必要である.
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