特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
感染症
Epstein-Barrウイルス感染症
脇口 宏
1
1高知大学医学部小児思春期医学
pp.517-520
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101593
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Epstein-Barr(EB)ウイルスは伝染性単核球症(IM)の原因である.IMは予後良好な疾患であるが,稀に慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV),血球貪食性リンパ組織球症(HLH)などの致死的感染症がみられる.さらにEBウイルスは種々の腫瘍性疾患に関連している.IMは原則的に治療が不要であるが,CAEBV,EBV-HLHでは免疫抑制薬,抗癌薬,造血幹細胞移植などの治療が必要である.
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