今月の主題 臨床医のための栄養ガイダンス
病態別栄養管理と指導の実際
肝疾患—肝炎・肝硬変・肝不全
吉次 通泰
1
,
庵 政志
1
1日本赤十字社医療センター第1消化器科
pp.1183-1185
発行日 1994年6月10日
Published Date 1994/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902784
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ポイント
●急性肝炎,慢性肝炎では,通常,特別な栄養管理は不要である.
●急性肝不全では,1日エネルギー消費量を測定し,それに相当するエネルギー量を糖液,脂肪液,BCAAにて投与する.
●肝硬変代償期では,高蛋白,正エネルギーとし,非代償期では,肝性脳症に対しては蛋白制限食(主として植物性蛋白とする)と長期的BCAA補充療法を,腹水に対しては食塩制限と水分制限を指示する.
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