Japanese
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特集 術後重大合併症—これだけは知っておきたい緊急処置法
各論
肝不全
Post-hepatectomy liver failure
渡邊 秀一
1
,
赤星 径一
1
,
小倉 俊郎
1
,
小川 康介
1
,
小野 宏晃
1
,
光法 雄介
1
,
伴 大輔
1
,
工藤 篤
1
,
田中 真二
2
,
田邉 稔
1
Shuichi WATANABE
1
1東京医科歯科大学肝胆膵外科学分野
2東京医科歯科大学分子腫瘍医学分野
pp.725-729
発行日 2017年6月20日
Published Date 2017/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211648
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【ポイント】
◆術後肝不全はISGLSにより「術後5日目以降でプロトロンビン時間延長かつ血清総ビリルビン高値がみられるもの」と定義されている.
◆術後肝不全の代表的な危険因子として肝機能障害,残肝容積の不足,門脈圧亢進症,術後の感染合併が挙げられる.
◆術後肝不全は特異的な治療に乏しく,発症時には支持療法で状態悪化を防ぎつつ,増悪因子の除去や肝再生による状態好転を待つことになる.
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