発言あり
病院給食
pp.225-227
発行日 1984年4月15日
Published Date 1984/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206841
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病態栄養学の進歩を取り入れて
私は幸いにも入院したことは一度もない.従って病院給食をうけた経験がない.入院経験者の話では,入院患者にとって,大きな楽しみは食事であるという.食生活の多様化や,病態栄養学の進んだ今日,病院給食には,いっそう高度な技術が要求されることと思う.
病院における給食業務は,入院患者に嗜好を満足させる食事を提供するとともに,食事そのものが治療行為となっている.さらに入院患者が給食をとおして退院後も食事療法が継続できるよう,十分教育しなければならない.また,外来の慢性疾患患者にたいする栄養指導も欠かせない.このように,広範囲の業務をこなさなければならない現状にある.
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