病人と病気と病院
病院給食
原沢 美智
1
1順大病院栄養課
pp.12-15
発行日 1974年2月1日
Published Date 1974/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200362
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病院における給食業務は医療の一環として重要な責任を持つもので,病院栄養士の業務は専門職として栄養全般にわたり,治療食の管理はもとより,栄養相談,指導などの総括管理である.
疾病の治癒は医師の診療にあることは言うまでもないが,薬剤,看護,食事が一体となって,初めて完全な態勢が整うので,医師の指示に従い,ある場合には薬剤が先行し,ある場合には看護が主力を占め,ある場合には食事が第一条件になるなど,疾病の種類・症状によって,いずれを可とし,いずれを不可とするか判然とした甲乙の区別はつけにくい.
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