連載 図説 公衆衛生・19
精神衛生対策の現状と課題
安西 定
1
,
安西 定
2
,
柳川 洋
3
,
高原 亮治
4
,
川口 毅
1国立循環器病センター・運営部
2自治医科大学公衆衛生学教室
3厚生省保険局医療課
4栃木県保健予防課
pp.413-416
発行日 1978年7月15日
Published Date 1978/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205630
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精神衛生対策が公衆衛生上主要な問題として行政上とりあげられるようになったのは,昭和25年の精神衛生法の制定を契機としている.
その後,昭和40年に精神衛生法の改定が行なわれ,通院医療費公費負担制度の導入や精神衛生センターの設置,ならびに精神衛生関係者の守秘義務規定の設置等地域精神衛生活動の推進が図られた.同時に,たまたま発生したライシャワー米国大使刺傷事件に関連して新たに制定された緊急措置入院制度や精神障害者に関する申請通報制度の改定も行なわれ,この是非について社会的にいろいろと論議されたのは,いまだ記憶に新しいところである.
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