連載 図説 公衆衛生・15
環境保全の現状と課題
安西 定
1
,
高原 亮治
2
,
川口 毅
3
1国立循環器病センター・運営部
2厚生省保険局医療課
3栃木県衛生部・保健予防課
pp.137-140
発行日 1978年3月15日
Published Date 1978/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205566
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1960年代の高度成長によって,わが国の経済は急速に発展し,国民の生活水準は著しく向上したが,その反面,汚染列島と呼ばれるような,環境汚染の全国的な加速度的拡大もみられるようになり,それによって深刻な健康被害も数多く発生した.
その結果,環境の受容能力が無限ではなく,放置するならば,人類の生存の基礎である自然をとりかえしのつかないまでに破壊し,現在および将来の人類の運命を危機におとしいれるのではないか,という反省がみられるようになった.
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