特集 榮養
論述
患者食調理について
松本 敦子
1
1慶應大學病院食養部
pp.76-79
発行日 1950年2月15日
Published Date 1950/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200578
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
本來食餌療法は庇護療法で病氣の自然療法を助長し促進するに利用されるものであるから,他の藥物療法や醫學療法等と同時に併用して,治療をより效果的ならしむる爲に施されるものである。
患者食の献立はその疾病の種類や經過によつて異つて來る。例えば糖尿病の場合には糖質制限を行い,腎臓病の場合には蛋白,食鹽,水分制限の食餌を與えるように,又經過により流動食または半流動食(1分粥,3分粥,5分粥,7分粥,全粥)や固型食(常食)を與えるのはそれである。
Copyright © 1950, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.