特集 育ち合う組織をつくる 新人と教育担当者を支える体制の再構築
—【実践報告】埼玉県済生会加須病院の取り組み—院内教育のチーム支援型教育体制への転換—指導者に必要なマインドとスキルを共通言語にする取り組み
丸山 真紀子
1,2
1社会福祉法人恩賜財団済生会支部
2埼玉県済生会加須病院看護部
pp.386-389
発行日 2025年5月10日
Published Date 2025/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350050386
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新人看護師の定着には,現場で支援を担う指導者の育成が鍵である。そのためには,自施設が育成したい看護師像を明確にするとともに,それを実現するための理念と方法論を組織の共通認識とする必要がある。埼玉県済生会加須病院では,コロナ禍における離職率の急上昇を契機に,院内教育の体制を全看護師による「チーム支援型」へと転換した。初年度に看護管理者が外部講師による研修を受講することで,教育理念とスキルの迅速な組織浸透を図った。本稿では,その3年間の取り組みと成果を報告する。

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