特集 内科医のための成人移行支援―神経系疾患を中心として
[Chapter 2] 移行期医療支援センターでの取り組み
埼玉県における取り組み
-先行例としてのてんかん患児の移行
浜野 晋一郎
1,2
,
紫藤 直美
1
,
篠崎 咲子
1
,
菊池 健二郎
2
1埼玉県移行期医療支援センター
2埼玉県立小児医療センター 小児てんかんセンター
キーワード:
自立
,
自律
,
てんかん
,
ヘルスリテラシー
Keyword:
自立
,
自律
,
てんかん
,
ヘルスリテラシー
pp.1100-1105
発行日 2025年5月1日
Published Date 2025/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_1100
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★★★埼玉県移行期医療支援センターは2019年に設置され,その業務は① 専門相談員による患児・家族,医療機関からの移行に関する相談対応,② 移行期医療支援セミナー,リーフレットなどによる患児の自立支援と移行の啓発活動,③ 移行期医療支援あり方検討会などによる成人医療機関との連携,④ 小児慢性特定疾病児童等自立支援員との連携,⑤ 県内の移行状況調査と課題の把握,である.
★★★一般に移行が困難とされている神経系疾患のうち,てんかんに関しては移行期医療支援センター設置前より,自施設内で患児と家族に対する自立支援,移行支援の取り組みを進めていたことで円滑な移行に結実した.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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