Japanese
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実践報告
作業療法士が企画・実施した就労に向けての身だしなみ講座の実践報告
Occupational therapists' innovative guide: A practical report on appearance workshops for job placement support
林部 美紀
1
,
井口 知也
2
,
石田 眞由
2
,
足立 一
3
Miki Hayashibe
1
,
Tomoya Iguchi
2
,
Mayu Ishida
2
,
Hajime Adachi
3
1藍野大学
2大阪保健医療大学
3高知リハビリテーション専門職大学
キーワード:
作業療法士
,
就労支援
,
身だしなみ
Keyword:
作業療法士
,
就労支援
,
身だしなみ
pp.88-92
発行日 2025年1月15日
Published Date 2025/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540590010088
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Abstract:今回の実践報告は,発達障害領域と精神障害領域の身だしなみ講座についてである.本実践報告の目的は,就労が間近な,障害を有した者に対し,就職活動に必要な身だしなみ講座を実施し,障害特性に応じた工夫を実践すること,身だしなみの生活への汎化の程度を確認することとした.その結果,発達障害領域では,男子は整髪の講座において積極的な声かけが相互にみられ,女子は全体的に積極性があった.精神障害領域では,色に関する講座で女性の笑顔が多く,スキンケアの活動に関しては,男性のほうがよい感想をもっていた.以上から,就労支援の際,作業療法士が障害や男女の特性を踏まえて身だしなみへかかわる重要性が示唆された.両領域とも,講座後も参加者の一部で身だしなみが,就労支援の際,汎化されており,講座への参加が身だしなみの動機づけとなった可能性がある.
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